マグロとカツオに学ぶ。走り続けるのに重要なことは何か?

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止まらずに泳ぎ続けるマグロとカツオ。ここからランニングに繋がることを学べないかなと思って、調べてみました笑

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マグロとカツオは泳ぎ続ける!

どのようにして、24時間365日泳ぎ続けるんでしょう。。。

回遊魚の大型肉食魚として知られるマグロとカツオ。

まずは、基本スペックを知っておきましょう。

両者は”同じマグロ族”に分類されます。

泳ぎ続けるし、海を回遊するし、暴走族みたいです(笑)

泳ぎのMAXスピードはマグロが80-90km/h、カツオが60km/h程度と言われています。

これは海の生物の中でかなり速い方です!!

そして、注目すべきは泳ぎ続けるということ。

大きな理由としては、下記の3点が挙げられます。

彼らが泳ぐ外洋ではエサの小魚やイカなどが少なく、遭遇する確率を上げるために泳ぎ回る必要があります。

また、他の魚と異なりエラ蓋を動かすことが苦手。

そのため、口を開けっ放しにして酸素を含む水を常に取り込み続ける必要があります。

泳ぐのをやめると呼吸ができなくなる。

地獄ですね(笑)

最後は沈まないため。

体の比重が水よりも重いため、泳ぐのをやめると沈みます

深海では彼らは活動できないので、泳ぎ続ける必要があるんですね。

動き続ける肉体の3つの特徴

何だか必要性に迫られて泳ぎ続けるマグロとカツオですが、その肉体にどんな特徴があるのかをみていきましょう!

赤身の源:多量のヘモグロビンとミオグロビン

ヘモグロビンは赤血球ミオグロビンは筋肉に存在する赤い色素分子です。

赤身はこれらが100gあたり10mg以上含まれる魚をさします。

両者は酸素と結合することで、体の必要な部位に酸素を運搬する役割を担います。

酸素の結合数や結合親和性は異なりますが、機能は同様で、多ければ多いほど持久運動に優れると言われています。

では、マグロとカツオは他の魚と比べてどれくらいなのでしょうか。

ここではミオグロビン含量を比較しています。

アジなどと比較して数倍以上の含量であるようです。

食物 学会誌 ・第16号 「魚 肉 の 新 鮮 度 とミ オ グ ロ ビ ン の 関 係 に つ い て」の表データより引用

 これが有酸素運度に優れる1つ目の理由です。

体温キープ:奇網と呼ばれる血管構造

高い運動能を維持するためには体温を一定の範囲に保つことも重要となります。

海水温に比例して体温が低下しすぎると、酵素などの働きが低下し運動機能が低下するためです。

これを解決する仕組みをマグロ・カツオは有しています。

これが奇網という血管構造です。

動脈と静脈が平行するように走行し、特に血合筋という体の中心部にある筋肉の周りで発達しています。

これにより動脈と静脈の間で温度交換がしやすくなるのです。

海水温で低下した動脈血は、筋肉により温められた静脈血で温度が相殺されます。

結果として、高い体温を保つことが可能となり、高い運動能の維持につながっているのです。

ちなみに、マグロの体温は30度近くに保たれているそうです。

これが、冷たい海でも高い運動能を発揮する要因の1つなんですね!

多機能アミノ酸:アンセリン

マグロ・カツオにはアンセリンというアミノ酸が多く含まれています。

こんな構造で、運動性の高い回遊魚で多く含まれることから注目されています。

これがどのような作用を持っているのでしょうか。

アンセリンを取り扱う焼津化学工業株式会社のHPによるとこのような作用があるそうです。

  • 抗疲労効果
  • 抗炎症作用
  • 活性酸素消去能
  • 血圧降下作用 
  • 尿酸値降下作用

上から3つ目までが特に重要そうですね。ここでは詳細なメカニズム割愛しますが、色々と研究がなされています。

マグロやカツオになれるか?

ヒトの体温調節機能の方が優れていそうなので、可能性としては、次の2つを変化させていくことです。できるでしょうか?

わたし調べによると。。。

  • ヘモグロビン・ミオグロビンを増やす → 運動で可能
  • アンセリンを増やす → 摂取なら可能

ヘモグロビン・ミオグロビンを増やす

これは造血系を活性化させることで可能です。

造血系を活性化させる例としては、高地トレーニング低酸素トレーニングがあげられます。

最近は、近くでも高地トレーニングを擬似的に体験できる場所が増えてきたので、そういった場所を利用するのも1つですね!

ハイアルチ:日本初の高地トレーニングスタジオ™/低酸素トレーニングジム-高地トレーニングを日常に
標高2500mの高地環境で、細胞からきたえる低酸素トレーニングジム。日本初の高地トレーニングスタジオ「ハイアルチ」は低酸素環境で運動することによって、たった30分歩くだけで2時間分の運動効果。心肺機能・持久力の向上による疲れにくい体づくりから、ミトコンドリアの活性化による痩せやすい体・アンチエイジングや美容効果まで

アンセリンを増やす

①体内で作る量を増やす②分解を抑制する③摂取するの3択です!

アンセリン自体はヒトの体内で合成されています。

が、その合成・分解経路を調節する方法は、今のところ明らかではないようです。

残されたのは摂取する方法です。

マグロ・カツオを食べまくる!(笑)

レース前ならサプリメントが候補です。

色々なメーカーから販売されているようですが、運動に特化するならネーミングがピカイチなこれかもしれないです。

これであなたもカツオになれる!?

被験者の数は多くないですが、科学的な検証も重ねているようです。

今度、自分でも試してみようと思います!!

まとめ:頑張れば近づけるかも。。。

マグロやカツオのように、フルマラソン後半でも動く強い肉体を作りたいものです!

マグロ・カツオから学ぶランニング教養
  • 泳ぎ続ける秘密は3点!
    • A:高含量ヘモグロビン/ミオグロビン
    • B:奇網を利用した体温維持
    • C:筋肉中のアンセリン
  • マグロ・カツオになるには?
    • A:高地トレーニング
    • B:ここは除外?
    • C:摂取してみる

アンセリンは研究も増えてきているようで、個人的に興味ありです。

カツサプも今度試した結果をレビューしてみようと思います。

しかし!サプリメントはあくまで補助!

マグロ・カツオが泳ぎ続けるように、走り続けることが記録への近道と信じています(笑)

それでは、良いランニングライフを!

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