いよいよレース直前。どのようにレースを迎えれば良いのでしょうか?そのポイントを解説していきます!
テーパリングの全体における位置付けと目的
目的はただ1つ!レースで最高の成績を残すためです!
ここまでくれば、もうハードなトレーニングはありません。
しかし、ポイントはあります。
早速、目的から確認していきましょう。
目的は明確ですね。
それでは、ここまで整えてきた能力を維持しつつ、最高の状態に持っていくにはどんなことに気をつければ良いのでしょうか?
ここで大事のなのは自己コントールです!
「もうパンが焼けてしまったら(=スピードでピークに到達していたら)、もうオーブンに入れておかないように(=スピード練習をし続けない様に)」
by ベドウ・コーチ. リディアードのランニング・トレーニング(ベースボールマガジン社)P181より引用
本書の中ではもっと刺さる言葉が紹介されています。
テーパリングの内容とそのポイント
実際にどのように仕上げていくのかみてみましょう!
本書の中でこの章には細かなトレーニング内容の記載はありません。
それはなぜか?
もう必要なトレーニングは終わっているからです!
今回のポイントは下記の通りです。
不安を走りで解消するのは避ける
難しいんですよね、これが。。。
このブログを読むほどの方でしたら、もっと速くなりたいと思う向上心の高い方だと思います。
これまで練習してきたらからこそ、本番でうまくいくだろうかと不安になります。
そんな時こう思ってしまう人が多いです。
- あと1週間か。もう1本30キロいっとく?
- いつもより走れてないから走っておくか
- みんなやってるから自分も。。。
そんな時は一度冷静になりましょう。
練習で自己ベストを出すことではなく、目標レースで結果を残すことが目的であることを!!
リディアード式をこなしてきた方もそうでない方も、ここで筋繊維を痛めつけることは良い結果には繋がりません。
回復に努めましょう!
自分を試すことは避ける
これも一度は経験することですね。。。
レースの直前になると今までの成果を試したくなります。
- 1週間前に20kmレースペースで走るか!
- 仕上げにインターバルで心肺高めよう!
- 擬似レースでもするか。。。
ここでも一緒です。
練習で自己ベストを出すことではなく、目標レースで結果を残すことが目的です!!
これをやっとけ的な練習をこなすことを避ける
もう結論はわかりますよね。。。笑
市民ランナーの間にはマラソンに向けてはこの練習を!的なものがいくつかあると思います。
- 30キロ走を〇〇回走っておく
- ハーフマラソンに〇〇回参加する
直前になって、「仕事で忙しくて走れなかったから1回走っておくか」「あと1回足りないから直前だけどいっちゃえ」となったことないでしょうか?
恥ずかしながら、わたしは何回もあります。。。
結局は、これで筋肉疲労が残り良い結果は残せなくなります。
練習で自己ベストを出すことではなく、目標レースで結果を残すことが目的です!!
テーパリング期のメニュー例
最後はくどくなってしまいましたが、本書でもこれでもかってくらい具体例で訴えかけてきます笑 (気になる方は本書を)
とにかくこの期間はこれまでの自分を信じて、いらぬ欲求は断ち切りましょう。
こちらの内容は参考文献である「リディアードのランニング・トレーニング」(ベースボール・マガジン社)に記載されている内容の表記を一部変えたものです。
テンポ走はある程度、速度はあげますが決してタイムを狙うものではなく、いいリズムを体に覚えさせるものです!
ジョグ:30分程度
ロングジョグ:60-90分以上
テンポ走:2キロ程度、気持ちよく
50/50:トータル距離は短めに
テーパリングのまとめ
リディアード式はこれにて完成です!!この時期はとにかく自分をコントロールすることですね!(と自分に言い聞かす。。。)
分かっているけど、難しいやつですね笑
ただし、これにこだわることなく自分流を見つけていくのも楽しいと思います。
わたし自身、2週連続(ハーフも入れれば3週)で自己記録を更新したこともあるので、市民ランナーのレベルでは色々なパターンが存在すると思います。
それでは良いランニングライフを!