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今日はマラソンのパフォーマンスに遺伝子が関係しているかについて調べてみました!遺伝は関連がありそうですが、練習こそ力です!!
マラソン能力は遺伝なのか?
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なんであの人、練習してないのに速いんだ?って思ったことないですか?
大人では大した問題ではありません!小学生の時はなぜか足が速い人がモテるので大問題ですよね!(そうでもないか。。。笑)
その時よく、
「遺伝だね」
なんて言ってましたが、実際のところどうなんでしょう?
今では色々な研究がなされています。
今回は、マラソンに焦点を当てた研究をご紹介します!
ちなみに、厚労省でもその効果はあるという記事を出していますし、順天堂大学では競技ミスマッチを避けるために遺伝情報が使われているとか。。。
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順天堂大学の記事自体がちょっと面白いので時間があれば是非⬆️
マラソンに関与する14の遺伝子型
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今回は過去の沢山の論文をまとめて解析した最近の研究についてお伝えします!
- 基準を満たす14論文を抽出
- エリートランナーで多い遺伝子型を解析
*多くの論文が関わるので個々の基準は割愛します。
エリートランナーと一般の人でその遺伝子型をもつ頻度を比較しています。
ここで遺伝子型とは、同じタンパク質を作る遺伝子だけどDNA配列の一部が違うこと、つまり、遺伝子の個人差みたいなものです。
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この解析から14個の遺伝子がエリートランナーで保有率が高いことが分かりました。
ここで注意したいのは、1つの遺伝子型が圧倒的に差がある訳ではないことです。
これは、14個の遺伝子が少しずつエリートランナーたることに影響している可能性を示しています。
例えば、これらのうち14個全てをもつ人がいればよりマラソン向きであり、7個だと中程度、0個だと向いてないかもと考えることもできます。
どんな機能をもつ遺伝子か?
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これら遺伝子って何に関係している遺伝子なのかをざっくり紹介します!!
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これらの遺伝子は、マラソンと関係する生理機能と何らかの関わりを持っていそうですね。
どのくら差が出る?
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さらに一部について、どのくらい違いがあるのかを見てみます。
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左は、PPARGC1Aの遺伝子型と乳酸が溜まり始める運動強度についてです。
乳酸が蓄積し始めるポイントは、乳酸作業性閾値と呼ばれ、トップランナーではより高い値になる傾向があります。
要は、激しい運動をしても疲れにくいということです。
統計学的にも差がありますので、実際に影響があることが示されています。
右は、ACEの遺伝子型と10000mレーススピード、最大心拍数の関係です。
最大心拍数では統計学的差がないものの、10000mレースでは良い結果を残す傾向にあるようです。
あなたもきっと持っている!!
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今回はマラソンにおける遺伝子の影響についてみてみました!14個もあれば数個くらいあるだろうと思っておくと、気が楽ですね(笑)
- トップアスリートではいくつかの遺伝子型の頻度が高い
- 14種類が候補として同定されている
- 中にはその影響が検証されている
- 1つが大きな影響をもつ訳ではなく、複数が少しずつ影響を与える
最後に付け加えておくと、これらの研究はまだ細かいメカニズについては不明な点が多いです。
あくまで、「この遺伝子型だと持久力などが高いことと関係ありそうです」という相関を表しており、因果関係ではないことには注意が必要です。
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ランニング好きな方は、気にしても何か変わる訳でもないので、気にせず走り続けましょう!!
ちなみに、これらの遺伝子型の一部は民間検査でも確認できます。
信頼性が不明なのでここでは紹介しませんが、興味があればご自身の判断で。
それでは良いランニングライフを!